そもそも、女性のやくどしとは。

女性の厄年講座

「女性の厄年講座」では、女性の厄年について、正しい知識をもってどう過ごすべきかを考えていきます。

そもそも厄年とは、災難に合いやすく注意が必要な年と言われていています。

しかし、女性の厄年の年齢の科学的な根拠は不確かで迷信であるという人も多くいます。

いま一般的に言われているのは、女性は数えの19歳、33歳、37歳、61歳の本厄の年を厄年といっています。

しかし、何歳が厄年であるか、またその年齢が厄年とされる理由はさまざまです。

厄年は、陰陽道とともに中国から伝わってきた?

女性の厄年の歴史をさかのぼると平安の時代にはすでに厄年という考え方があったようです。

平安時代といえば、中国から伝わった陰陽説が注目された時代ですから、陰陽師が厄年の考え方の礎を築いたと考えれば、納得できるかもしれません。

しかし、陰陽道とともに中国から伝わってきた根拠はありません。

現在、中国には「本命年」という日本の厄年のような考え方があります。

しかし、「本命年」は、自分の生まれた干支の年で、12歳、24歳、36歳、48歳、60歳・・・・のように12年毎に巡ってきます。

九星気学で厄年の意味が見えてくる

九星気学で厄年の意味が見えてくる

では、女性の厄年を九星気学の本命星の動きから考えてみましょう。

九星気学の本命星の動きに厄年の年齢を重ねてみると、あなたは驚くかもしれません。

九星気学では「人間はみな、九つの星のもとに生まれ、その星の運命を、一生、背負って生きていく」と考えます。

九星は、(中宮・八方塞がり)→2(北西)→3(西)→(北東・表鬼門)→5→(北・困難宮)→(南西・裏鬼門)→8→9へと巡り1へと戻ります。
九星気学では、運気は、その年巡っている位置の影響を受けるため、人間の運気は9年周期で巡っていくと考えます。

生まれた年(数えの1歳の時)に中宮に巡っている星があなたの本命星です。

本命星が中宮に位置する年は、八方をすべて塞がれ、何ごとも障害の多い八方塞がりの年回りです。

数えの1歳、10歳、19歳、28歳、37歳、46歳、55歳の年が本命星が中宮に位置する年となります。


本命星が北東の表鬼門に位置する年は、何事にも変化・変動が多く、思いがけないトラブルにあいやすい年で、けがや病気にも注意が必要な年回りとなります。

数えの4歳、13歳、22歳、31歳、40歳、49歳、58歳が本命星が北東(表鬼門)に巡る年となります。


本命星が北に位置する年は、最も運気が停滞する年です。

焦らず足元を見て廻りくるチャンスに備える年回りとなります。

数えの6歳、15歳、24歳、33歳42歳、51歳、60歳が本命星が北(困難宮)に巡る年となります。


本命星が南西(裏鬼門)に位置する年は、前年まで衰退の運気が上昇し始めます。

しかし油断は禁物です。結果を求めすぎると失敗する年回りとなります。

数えの7歳、16歳、25歳、34歳、43歳、52歳、61歳が本命星が南西(裏鬼門)に巡る年となります。


太い赤字が女性の厄年、太い黒字が男性の厄年となります。

太字の朱が、男性・女性両方の厄年となります。

九星気学で見る運気の弱い年に女性の厄年があることはご理解いただけると思います。
小厄は、3年おきにやってくる

2021年の女性の厄年は

下記は2021年に女性の本厄とその前後の3年間にあたる女性の一覧です。参考にしてください。

《女性の厄年19歳》

2004年(甲申五黄土星年)生まれ18歳 前厄

2003年(癸未六白金星年)生まれ19歳 本厄

2002年(辛巳八白土星年)生まれ20歳 後厄


《女性の厄年33歳》

1990年(庚午一白水星年)生まれ32歳 前厄

1989年(己巳二黒土星年)生まれ33歳 大厄

1988年(戊辰三碧木星年)生まれ34歳 後厄


《女性の厄年37歳》

1986年(丙寅五黄土星年)生まれ36歳 前厄

1985年(乙丑六白金星年)生まれ37歳 本厄

1984年(甲子七赤金星年)生まれ38歳 後厄


《女性の厄年61歳》

1962年(壬寅二黒土星年)生まれ60歳 前厄

1961年(辛丑三碧木星年)生まれ61歳 本厄

1960年(庚子四緑木星年)生まれ62歳 後厄

厄年早見表:2021年を詳しく見る

厄年早見表:2022年を詳しく見る


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東洋医学では、女性の体の変化は「7の倍数」で変化すると書かれています。

東洋医学からみる女性の厄年

女性の厄年と東洋医学

今からおよそ二千年前に書かれたとされる東洋医学の古い文献である「黄帝内経(こうていだいけい)」には、女性の体の変化は「7の倍数」で変化すると書かれています。

「黄帝内経」には、女性の体の節目年齢は、7歳、14歳、21歳、28歳、35歳、42歳、49歳と書かれています。

これは、東洋医学のおける成長、発育、生殖にかかわるエネルギーの「腎気」からみた体の年齢変化のサイクルです。

東洋医学の見地から「黄帝内経」に書かれている女性の体の節目年齢である7歳、14歳、21歳、28歳、35歳、42歳、49歳は、厄年の年齢の明確な根拠にはならなくても女性にとって、健康に生きるために注意すべき年と言えるでしょう。
厄年とは

厄年は気にしない

自分自身は、気にしていなくても周りから「厄年だから気をつけなさい」と言われて不安になった経験を持つ方も多いかもしれません。

女性の大厄といわれる33歳は大概の方が知っていると思いますが、19歳、37歳、61歳の女性の厄年については知らない方も多いようです。

また、厄年の意識調査では、「厄年の年齢を正確に知っているか?」の質問に正確に知っていると答えた女性は、20%くらいで、「厄年を気にする」と答えた女性は、50%位でした。

そして、神社仏閣の「厄年年齢一覧」の看板が厄年の年齢を知るきっかけになっているようです。

しかし、厄年を経験した女性の30%以上が厄年のときに病気やケガやトラブルを経験したことがあると答えています。

女性の場合は、厄年の恋愛に関するトラブルに注意が必要です。

一年間に病気やケガやトラブルをなにも経験しないことの方が奇跡的ではあるのですが、厄年をすべて迷信とするのは問題があるかもしれません。

厄年は必要以上に恐れる必要はありませんが、女性にとって厄年は、生活スタイルを見直すよいチャンスかもしれません。
女性の厄年と妊娠・出産

女性の厄年と妊娠・出産

33歳、や37歳の女性で厄年と妊娠や出産が重なる場合、心配になる方も多いと思います。

妊娠や出産を控えてナーバスになる時期だけに不安になることも多いかと思いますが、厄年の妊娠や出産はむしろ厄落としとなり良い事とする地方も多くありますので、心配はいりません。

厄年と妊娠・出産の重なりを女性としての人生のターニングポイントととらえて、プラス思考で未来の設計図を描きましょう。
子供にも厄年はあるの?

子供にも厄年はあるの?

子供にも厄年があるとされています。

1歳、4歳、7歳、10歳、13歳、16歳が子供の厄年とされています。本命星が「中宮・八方塞がり」「北東・表鬼門」「南西・裏鬼門」に廻座する年ですが、怖がる必要はありません。

初詣のときに健康と安全を願っておくとよいでしょう。

地方によっては数えの13歳の年に、十三詣りと言って、旧暦の3月13日前後 (新暦の3月13日から5月13日)に、神社仏閣に子供の健康と開運を祈りお参りするところもあります。


女性の厄年の過ごし方

女性の厄年の過ごし方

女性にとって厄年は人生のターニングポイントと考えるのが正しいのではないでしょうか。

では、厄年の体験者はどのように厄年を過ごしたのでしょうか?

おすすめは、断捨離をして心身に溜まった厄を捨てて、心身ともにリフレッシュすることです。

きっと部屋が整理整頓されるとともに心の曇りも取れ、新しい気づきが得られるでしょう。

それに、眠っていたお宝をフリマアプリでリサイクルするとチョットしたお小遣いが手に入るかも・・・・

また、いま密かに流行している「大人の塗り絵」を楽しむのもよいでしょう。

「大人の塗り絵」には一人で夢中になって集中できる魅力があります。

このように厄年に何をしようかと厄年の過ごし方を考えると、何かワクワクしてきませんか?

ただし、厄年に過激な運動を始めるのは避けた方がいいでしょう。

はじめるなら、「ヨガ」「太極拳」などがおすすめです。

では、女性の厄年を恐れるのではなく、人生のターニングポイントと考えて、あなたの将来計画を見直してみましょう。

女性の厄年の体験談

厄年は医学的にも病気をしたり、社会的にも環境の変化がある歳と言われています。

今年本厄の私は、初詣には厄払いをしました。

結婚、引越し、家の建て替え、起業などを避けた方が良いと言われていますが、

それは今の私には当てはまらないので大丈夫かなと思ってました。

でも、厄年は婦人系の病気にかかる人が多いとも言われているので、

なかなか行けていなかった婦人科検診をしっかりと受けることにしました。

幸い結果は大丈夫でしたが、暴飲暴食など体に悪いようなことはしないよう心掛けています。

あまり厄年ということばかりを気にし過ぎてしまうのもストレスになるので、

不摂生はしないくらいであとは平和に暮らそうと思っています。

でも、先日自転車で転んだことがありました。

自転車で転ぶなんて、小学生以来だったので自分自身でびっくりしました。

膝と肘を擦りむいたくらいで済みましたが、

これも厄年だからかとちょっと怖くなったりもしました。

厄年は体力面でも精神面でも今までと同じようにいかなくなる年齢に

差し掛かったということなのかなとも思ってます。

自分自身を過信せずに、年齢をしっかり感じながら生きていこうと思います。

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